2017年03月16日

奥松島の「医王寺薬師堂」、伊達政宗公建立


01
医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

奥松島の 「医王寺薬師堂」
(宮城県東松島市/2017年2月撮影)















【 東松島市、2017年2月 】


このあいだ、東松島市宮戸(ひがしまつしまし みやと)の 「医王寺薬師堂(いおうじ やくしどう)」 に行ってきました。

奥松島(おくまつしま)と呼ばれるところにある、伊達政宗公(だてまさむね こう)が建立したといわれる薬師堂です。




―――僕は10年前にも一度、「医王寺薬師堂」 へ向かって歩いたことがあるんですが、そのときは、「医王寺薬師堂」 までたどり着かず、途中にある 「厨房(ちゅうぼう)」(薬師堂下の洞窟)という場所で引き返してしまいました。

当時はまだ 「医王寺薬師堂」 の情報も少なく、途中まで行ってみたものの、何処にあるのかよく分からなかったもんだから、諦めてしまったんです。

それに、引き返すことにした 「厨房」 っていう場所が妙に薄気味悪かったから、すっかり心細くなってしまいました。

―――そのときは一旦やめてしまったけど、政宗公にまつわる場所なのでやっぱり興味があり、「医王寺薬師堂」 を一度は自分の眼で見てみたいと思っていました。




・・・まあ、それから早10年となりますが(汗)。

今回は大丈夫! 向かう途中、旧野蒜駅舎(きゅう のびるえきしゃ)にある観光案内所に立ち寄り、詳しく聞いてから行ったので、難なくたどり着きました!

―――前記したことのせいで、ここまで読んだ方は、歩くのが大変な場所だと思われたかもしれませんが、この度、ちゃんと 「医王寺薬師堂」 まで行って来てみたら、全然そんなことはありませんでした。

県道27号(奥松島パークライン)沿いに車を止め、そこから軽い起伏と少し階段のある道を歩いて10分くらいです。

参道階段の上に建つ 「医王寺薬師堂」 は、とても風情のある美しいお堂でした。 また、向かう道中も、松島の情緒が感じられるすてきな雰囲気をしていました。




宮戸には好きな風景の場所が多いので、僕は、年に何度か出かけています。

「医王寺薬師堂」 まではたいした歩かないことも分かったので、今度から、宮戸に行ったときはこの場所にも立ち寄るようにして、違う季節の風景も見てみようと思います。



※注意! このブログでは道案内的な役割は全然考えていません。 「医王寺薬師堂」 に行くときはこのブログをあてにしないで、案内所とかでちゃんとした情報を入手してから向かってください。)





現地案内看板より
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(■ の部分はパソコンで表示できなかった文字です。)
 
薬師堂と薬師堂下の洞窟

大島山医王寺御本像薬師如来の縁起によると、この洞窟は昔(貞応元年)里浜の漁夫の網にかかって海底から引きあげられた薬師如来を最初に安置した場所であるといわれている。
 慶長年中、藩主政宗が鹿狩りをしてこの洞窟内で忽然と現れた白髪の老僧の止めるのも聞き入れず獲物を調理させたがなかなか煮えないのでその肉を海中に投げ棄てて帰った。
 その後再び狩を思いたって、宮戸での鹿狩りの際の狩衣を出させたところ狩衣は灰となっていたので政宗は薬師如来の霊験あらたかなことにいたく驚き、自分の眼病の平癒を祈願したところ七日に平癒したので、以後大いに信仰を厚くしこの洞窟の上の山上に堂宇を建立し、医王寺の住職を薬師堂別当とし、田畑、山林を寄進する旨の目録を与えた。
 その後延宝七年(1679)に田村右京太夫宗永の母と和田半之助房長の息女が、梵鐘と薬師如来、日光、月光、十二神の仏像を寄進した。
 梵鐘は戦争で供出され、現在の梵鐘は宮戸の人々によって奉納されたものである。
 周囲にはこれに由来する史跡として
 ●薬師如来の仮安置所の洞窟
 ●政宗■一行の調理場と井戸
 ●政宗■の休息した温前洞
 ●■が休息した相撲とり広場とはばかり

昭和六十一年三月
鳴瀬町教育委員会
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撮ってきた画像をのせておきます!

今回はいちおう、画像02から画像18までは、撮った順番に並べてあります。




02
医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

宮戸を通る県道27号(奥松島パークライン)の 「大高森観光ホテル」 があるところです。 画像の手前(足元の位置)がその道路で、道路ぞいに立つ赤い文字のが 「大高森観光ホテル」 の看板、そして奥に写っているのがその建物です。

「医王寺薬師堂」 には、「大高森観光ホテル」 のところから歩いて行きました。 本文中でも書きましたが、この画像を撮った位置(県道27号)から 「医王寺薬師堂」 までは、軽い起伏と少し階段のある道を歩いて10分くらいです。 まあ、僕の場合はたくさん画像を撮りながらだから、15分ちょっとかかりましたけどね(笑)。

僕は 「医王寺薬師堂」 まで行ったのがほぼ初めてなので、細かな道案内的なことはできません(汗)。 あしからず。 それから、この画像に写っている場所では、大規模な建築工事をやっていたので、もう時期、この画像とは風景がだいぶ変わるんじゃないかと思います。

ここはすぐそばに、「大高森展望台」 の登り口と駐車スペースが県道27号沿いにある場所でもあります。 ちなみに、僕もその駐車スペースに車を止めて行きました。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

画像02の位置から歩き始めてまだ100メートルくらいなんですが、どんな重機で切り開いたんだろう?っていうような岩の壁面があったから、とりあえず画像を撮ってみました(笑)。 木々の生える道に入って行くところなんですが、この辺りでも土木工事をしていました。

ちょっと余談ですが、「医王寺薬師堂」 に向かって歩く道、とくに県道27号近くの辺りは、案内板や道しるべがちゃんと設置されていなくて、道が分かりづらかったです。 少しは設置されているけど、土地勘のない人には、ほとんど役に立たない程度でした。

建築工事で建物が増えたら、道先が見えなくなってもっと分かりづらくなるだろうから、道しるべだけでもちゃんと設置してくれるとありがたいんですけどね。 せっかく 「大高森展望台」 のついでに観光してゆける、奥松島の雰囲気を感じられるいい場所なのに、県道近くの道が分かりづらくてもったいない。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

「医王寺薬師堂」 に向かって歩く道の途中で撮った画像です。 道には、美しい赤松が生えていたり、竹林があったりしました。 風情が感じられる、いい雰囲気の道でした。 松島ともまた少し違う、“奥松島” らしい感じのする道でした。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

歩いて行くとある 「厨房」(「薬師堂下の洞窟」)という場所です。 僕が10年前に 「医王寺薬師堂」 に向かったときは、この場所まで行って、引き返してしまっています。 洞窟と井戸らしきものがある、ひと気のない、しーんとした場所です。

・・・ね、心細くなる場所でしょ(汗)。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

画像05の中央に写っている洞窟のなかを撮った画像です。 仏像がありました。

ひと気のない場所なのに、少しも荒れたようすはなく、洞窟のなかは、砂ぼこりも払ってあるほどよく手入れされていました。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

洞窟内の仏像。 ひとつ前の画像(画像06)にも写っている仏像です。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

井戸のようなものがありました。 10年前にこの場所まで行ったときもそうだったけど、今回も穴のなかは覗いていません・・・。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

画像05で、「厨房」 の左側に写っている階段です。 20段くらいだったかな。 「医王寺薬師堂」 へは、この階段を上って行きました。

自然の岩盤を彫った階段ですこし朽ちていたんですが、そのようすには、なんとも言えない風情がありました。 いわゆる松島だったり奥松島の風情って、こういったところにあると思います。

・・・まあ、この階段、上りづらいですけどね(笑)。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

ひとつ前の画像(画像09)に写っている20段くらいの階段を上ると、この 「釣鐘堂」 がありました。

枯れた松葉が敷きつめられた風景のなかを歩くと、奥松島(だったり松島)だなあと、しみじみとした風情を感じます。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

「釣鐘堂」 の鐘。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

画像10・11に写る 「釣鐘堂」 のそばに立ち、「医王寺薬師堂」 がある方向を撮った画像です。 階段の上には 「医王寺薬師堂」 が見えています。 「厨房」(画像05〜08)から 「医王寺薬師堂」 までは、すみやかに歩けば1分足らずといった距離でした。

門を構えるように、参道階段の両脇には赤松が生えていました。

ちなみに、写っていはいませんが、この画像のすぐ右下のところに 「厨房」 があります。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

ここが 「医王寺薬師堂」。 こういった建物のことはよく知らないけど、このお堂は、形がすごく美しいと思います。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

「医王寺薬師堂」。 もとは朱塗りだったようですが、色はだいぶ剥げ落ちていて、朱色がうっすら残っているだけでした。 でも、そういったところに、風合いの美しさが出ていました。 





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

屋根瓦は震災後に張り替えられたらしいです。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

「厨房」 のそばにある砂浜。 この白い砂浜、もしかしたら踏みつけたら鳴るんじゃないか、もしそうだとしたら大発見じゃないか、―――そう思って、強さや角度を変えながら一生懸命踏んでみたけど、けっきょく鳴りませんでした。 砂はとても細かくて、何度も踏みつづけた後、ふと我に返ったときには、靴だけじゃなく靴下のなかにまで砂がたくさん入っていました・・・。





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医王寺薬師堂、宮城県東松島市、画像、仙台人が仙台観光をしてるブログ、与平

「医王寺薬師堂」 の近くで撮った画像です。 風情のあるいい風景でした。











[備考]場所: 宮城県東松島市宮戸字大竹和田地内  / 観光参拝: 自由(無料)
・駐車場: 専用駐車場はないが、すぐそばに県道27号沿いにある 「大高森展望台」 に行く人が止める駐車場がある。
・トイレ: 付近の県道27号沿いにある公衆トイレ

参考地図: 現在、グーグルマップやyahoo地図には 「医王寺薬師堂」 が載っていないので、地図を貼れません。





posted by 与平 at 21:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東松島市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ここには3〜4年ほど前の秋ころ、行ったことあります。「松島四大観 壮観 大高森」の駐車場のところの道路はさんだ反対側ですよね。私も洞窟の中の仏像を見た後、「薬師堂」に至りました。正式な名称は「医王寺薬師堂」だったのですね。季節柄と時間帯(午後)のせいか、静かで、やはりちょっと不気味な感じもしました。お寺を見た後、写真10、11の鐘を鳴らしてそそくさと立ち去りました・・・(笑)。

津波にやられてしまったのであろう「大高森観光ホテル」の状態がちょっと悲しかったですね・・・。
Posted by このクルマクライマックス at 2017年03月17日 22:33
こんばんは^^

そうです!大高森の車を止めるところから、道路を渡って大高森観光ホテルの裏の方って言うか、奥の方です!
行かれたことがあるのですね!

神聖な雰囲気と言うべきなんでしょうが、僕もやっぱり、薄気味悪い雰囲気を感じたのが正直な感想です^^
松島だったり、奥松島だったりの独特な空気感を肌で感じる場所ですよね。

僕が震災後に行ったときはガレキとかもだいぶ片付いていて、あの辺りの建物もなくなった後だったんですが、大高森観光ホテルの入江もだいぶ酷かったのでしょうね。
Posted by 与平 at 2017年03月19日 22:37
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